「残念なことに、この先も生きるのが辛くなるようなことは何度も起きる。でも、それを乗り越えるたびに強くなっていける」
仕事が辛かった。
昨年まで楽しく仕事ができていた。でも急に二人が退職して状況は一変した。人手不足で慌ただしいくなった。急に部署移動が発生した。初めてのことだらけでミスが増えた。残業も増えた。みんなのペースについていけてない気がして自己否定してしまうことも増えた。辞めてしまいたいと思った
そんなときに、姉が卵巣がんになった。それも、治療法の確立されていない卵巣小細胞がんという珍しいがん
今後の治療の進め方やどんな経過をたどるのか、話が具体的になればなるほどに苦しくなった。一番苦しいのは姉なんだけど。姉を失うのが怖かった。なんでお姉ちゃんなのって思った
仕事もプライベートもしんどいが積み重なった。なんでこんなことが起きるんだよって思ったし。
ある日、耐えられなくなって。近くにいた40代の先輩と二人になったときにため込んでいたことを吐き出させてもらった。その時に言われたのがこの言葉。
残念なことに、この先も生きるのが辛くなるようなことは何度も起きるから。でも、それを乗り越えるたびに強くなっていける。
乗り越え方はなんでもいい。立ち向かうでもいいし、他の人の力を借りるでもいい、一旦逃げるという選択をとってもいい。時間の経過が解決してくれることもある。
今、どうしようもなく辛いかもしれないけど、その経験が次の辛いことが起きたときに乗り越える糧になる
だそうです。
この言葉がその時の私にはすごく響いたんですよね。
ちょっと酷なようでもあるけど、でも私の可能性を信じてくれているような言葉
ものすごく寄り添ってくれているわけではないけど、力をくれる言葉
この言葉を送ってくれた先輩にすごく感謝しています
その先輩。過去に生死を境を彷徨うほどの大きな病気を経験したことのある方。また、仕事面でも責任のある立場として多くのことを背負っていることを本人からも人づてにも聞いたことがある。乗り越えてきた人の言葉は強い