【感想】人前で話せなかった私が『話せない私研究』を読んで共感したこと
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作者さんもしかして私のこと描いてる?
って思うくらい共感できるところが多くてびっくりした漫画です
- 場面緘黙のことを知りたい
- 話すことに苦手意識があって生きづらい
- 話すのが苦手でも自分でも生きていくためのヒントが欲しい
こういった方たちにとって共感できたり生き方のヒントになったりするような漫画です
この記事ではこの本の紹介と、読んでいて私が共感できたポイントを3つ紹介します
『話せない私研究』ってどんな本?
幼少期から「話さない」ではなく「話せない」場面緘黙と向き合ってこられた著者、モリナガアメさんの描かれたコミックエッセイです
私が子どもの頃話せなかったのは「場面緘黙」の症状だったと大人になってから知りました。その後、会話への苦手意識や生きづらさ、自分の特性とどう向き合う事にしたかを綴ったのがこの本です。(楽天ブックス紹介文より引用)
場面緘黙を経験した一人として、著者自身が生きやすくなるためにどのようなことを考え、行動してきたかが描かれています。
本の冒頭部分にも書かれていますが、一個人の経験であり場面緘黙との付き合い方の参考にして欲しいという想いで描かれています
人によって様々。すべての人に当てはまるわけではないです!
(ちなみにこの本は前作『かんもくって何?』の続きとなる本です。著者の幼少期の体験~場面緘黙であると気づくまでの過程は前作に描かれています。今作は大人になってからの体験がメインで描かれています)
共感ポイント①言葉に出す前に頭の中で自己否定してる
めっちゃわかる
誰しも嫌なことに直面した時に「嫌だな」とか「腹が立つな~」とかいろんな感情が出てくるじゃないですか
これを「自分なんかがそんなこと思うなんて最低だ」とか思っちゃいがちなんですよ
自分で自分の感情を否定して苦しくなるし、表に出すことができない
これがしんどいんですよね(;´・ω・)
少しずつ自分の感情と付き合っていけるようになる過程も共感できました
共感ポイント②すぐに誰かが助けてくれる職場環境で良かった
第5話でモリナガさんが職場環境で良かったポイントをいくつか挙げられていますがその一つにとても共感しました
私も人生初バイトの時、周りの方がほんとに優しい人ばかりで。
ちょっと困っていたら察してすぐ助けてくださったんですよね。それで、「ああ、聞いても怒られないんだ」って安心できました。
自分のことを伝えても大丈夫。困ってることを言っても大丈夫という安心感
私は幼少期からに不安を感じやすいうえにあまり家族に悩みを相談できなかったこともあって「こんなこと言ってもいいのかな?」っていつも超ビクビクしていましたが
他の人との関わりの中で少しずつ話せるようになりましたね(*´ω`*)
共感ポイント③自分の理想が高かったことに気づく
私も常に笑顔で明るくてハキハキ喋れてお仕事もテキパキできる自分が理想でした(今でもそうありたいと思ってますが)
で、結構そのフリが上手くできる。けど疲弊してる。そこも共感できました。
私は学生時代、スーパーでバイトしてた時は接客態度を褒められること多かったんですよね・・・
マニュアル通りの対応は得意だったので「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」はめっちゃハキハキ言えてました
でも、臨機応変な対応とか自分の意見を求められる雑談とかになると上手くいかなくて凹むことが多かったです
まとめ 他の人の経験が知れたのが嬉しかった
以上、共感できたことを3つ紹介してみました
私自身は10代の頃は人前での発表ができない、自分の意見を求められる場になると発言できないという状態に悩まされました
今でも緊張はするしたまに挙動不審にはなりますけどね( 一一)
でも、同じようなことで悩んでいる人には出会えなかったので
この本を読んだときは「めっちゃわかるーーー」ってなんかテンション上がりました
それに、自分とは違う部分もあるので私自身の生きやすさを探すヒントにもなりましたね
多くの人に読んでもらいたい一冊です