【読書感想】『「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』を読んでXの投稿内容を変えることにした
※アフィリエイト広告を利用しています※
今回読んでみた本はこちら
『「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』
- 「~すべき」「~でなければ」で頭がいっぱいの人
- 何もしていないことが怖いと思ってしまう人
- 成果が出ないと自分に価値がないと思ってしまう人
- つい他人と比較して「頑張らなきゃ」と思ってしまう人
どんな本?
人はそんなに働かなくていいし、価値は外からの評価で決まらないし、
すべてに詳しくなくていい、すべての人を助けなくてもいい。
「怠惰」であることに罪悪感を味わう必要はない。
なぜなら「怠惰=悪」は植え付けられた “信念” に過ぎず、しかも誤っているからだ。
本書が指摘する3つの「怠惰のウソ」
1. 人の価値は生産性で測られる。
2. 自分で限界だと思っても、信じるな。
3. もっとできることはあるはずだ。
上記が「真っ赤なウソ」だと言われて、
驚いた方もいらっしゃるでしょうが、
・オーバーワークの常態化
・燃え尽き症候群、うつ病
・スマホ疲れ、SNS疲れ
・格差の拡大と競争社会の激化
が叫ばれる現代を生きる私たちの中には、
薄々そう感じていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本書では「怠惰」にフォーカスを当て、
・どうして私たちは「怠惰」であることを恐れるのか
・「怠惰のウソ」が世界中に広まり、正当化させたからくり
・「怠惰」であることの意義
・「怠惰のウソ」から真に抜け出して幸せに生きる方法
を、社会心理学博士である著者が解説。
本書を読み終えた暁には、
自分自身が価値ある人間であるという感覚を取り戻し、
「怠けること」の罪悪感から抜け出して、
あなたにとって「幸せな人生」とはなにか? を再考したくなることでしょう。(Amazon紹介文より引用)
生産性が低いより高いほうが優れている
のんびりするよりも懸命に働くことが良しとされる
そんな現代の社会に対して
「でも、それってホント?」と問うた本です
読んでみて心に刺さった箇所
「第四章 人間の価値は業績では決まらない」の中で
業績重視の考え方が強まると、自分の行動すべてを分類、測定、審判するようになる。不幸なことに、デジタル化の進展で、この強迫観念は助長された。 今や、運動量や、Instagramの投稿への「いいね!」の数、今年読んだ本の冊数、友人と比べた自分の「パフォーマンス」などが、簡単に可視化できてしまう。料理や手芸、旅行といった自由時間の楽しみさえもすべてが記録、共有されて。他人との相対評価に晒される。(『「惰性」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論』第四章より引用)
という指摘がある
この文章にグサッときたんです
普段Xで主に朝活の記録や読んだ本の紹介、たまに感じたことの発信をしています
最初はただただ楽しい+同じように朝の時間を楽しんでいる人と繋がりたいという想いからというだけで始めたはずなのに
- 前日より「いいね!」が少ない
- 相互フォローをしていた人が私よりフォロワー数が増えている
- 気づいたらフォロワーが減っている
こんなことを過剰に気になり、
ひどいときは5分に一回「いいね」が増えていないか確認するようになっていました
朝ランをしていたころは
ただ気持ちがいいから趣味程度に走っていたのに
こんな短距離しか走ってないのにこんなの載せられない・・・
とか、意味の分からない躊躇いがでてしまったり・・・
人より頑張れてないんじゃないか、フォロワーが増えない・いいねが減った私はダメなんじゃないか
気づいたら過剰に承認が欲しくなったり他人との比較をするようになっていました(;´・ω・)
この本を読んでからXの投稿を少し変えてみた
Xの投稿が自分を苦しめるようになっていることに気づいた私
いっそのこと辞めてしまった方が精神衛生上良いのかな?と思ったのですが
でも、そこで繋がれた人がいるのも確かで
その繋がりがあると嬉しい気持ちがあるのも確か
勉強を頑張る人、趣味を楽しむ人を見るのは楽しいし
面白い投稿を見てクスっと笑える時もある
ポジティブな側面もあるから、ちょっと投稿方法を変えてみました
- 読書、散歩や朝ラン等やったことだけ記録して行った時間を記録するのをやめた(「読書15分」「散歩10分」→「読書」「散歩」)
- 名前を「レイ@朝活してる人」から「レイ」に変更(朝活出来なかったときに自己否定に陥るので。あと好きなことを好きなように投稿したいから)
自分が心地よいように、縛り過ぎない投稿内容へ
いつかまた変わることはあるかもしれないけど
今はこの状態で上手く付き合っていこうと思います(*´ω`*)
まとめ
私はこの本のSNSに関する部分が特に刺さったのですが
読む人によってどこが刺さるか違ってくると思うので
頑張りすぎちゃう人や他人との優劣を気にしがちな方に
ぜひ一度読んでもらいたいです